2020 Global Benchmarking Survey Overview Reportが公開されています(Health for Animals)

1996年から5年に1回、世界の動物薬企業に対して調査が行われる Global Benchmarking Survey の2020年調査結果が、動物薬企業の国際団体 Health for Animalsから公表されています。

これまでは欧米と日本が中心でしたが、2015年から中国とブラジルが加わり、今回の2020年の調査ではインド、メキシコ、ロシア、南アフリカについても調査されています。

各国での規制状況、企業の研究開発費用、小動物と産業動物の割合、申請から承認までの期間(なぜか日本の記載なし)、規制に対する企業の反応などが報告されています。
ご参考まで。 
https://www.healthforanimals.org/resources/publications/publications/2020-global-benchmarking-survey-overview-report/

豚用の針なし注射器「イプラデルミック」が動物用医薬品等データベースに掲載されました。

今年2月に製造販売承認を得られた標記製品が農林水産省動物医薬品検査所の動物用医薬品等データベースに掲載されました。

本製品の申請は、スペインのLABORATORIOS HIPRA, S.A.社からの依頼で、弊社が選任製造販売業者として行いました。
通常、外資系動物薬メーカーは日本に子会社を作り、薬剤師をはじめ薬事三役を設置し、製造業許可・製造販売業許可を得た上で申請を行いますが、弊社はそれらの許可をすべて保有しているため、Hipra社は日本に子会社をもたずに、本製品の製造販売承認を得ることができました。

本製品は、豚のPRRS(豚繁殖・呼吸障害症候群)の予防に用いるワクチンを針なしで連続注射できる動物用医療機器です。針を変える必要がありませんので、衛生的にまたは効率的に注射することができます。

今後も弊社では、海外の優れた動物用医薬品、動物用医療機器、動物用体外診断薬などを日本にいち早く紹介するよう製品開発に努めたいと存じます。
https://www.vm.nval.go.jp/public/detail/18635