—(以下、2021年5月17日付ユーザー向け案内を引用)—
謹呈 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 弊社は 20 年に亘り動物用内視鏡を含む動物医療事業におきまして事業展開を行って参りました。これも偏にお客様各位のお力添えの賜物と深く感謝申し上げる次第でございます。
さて今般、誠に遺憾ではございますが、弊社は動物市場向け医療機器販売事業から撤退する経営判断を下し、2021 年 9 月末をもって医療機器(動物用内視鏡を除く)の販売を終了、2026 年3 月末をもって動物用内視鏡の販売を終了させていただくこととなりました。
また、これに伴い弊社は 2022 年 3 月末日をもって解散することとなりました。これまで長きにわたり格別のご厚情を賜りましたことを厚く御礼申し上げます。
尚、弊社解散後は本年 10 月に発足いたします、オリンパスマーケティング株式会社へ業務を引き継ぎ、動物用内視鏡販売終了までの対応及びアフターサービスを実施させていただきます。
お客様各位には長年にわたり AVS の動物市場向け医療機器製品をご愛顧いただきまして誠にありがとうございました。何卒ご理解を賜りたくお願い申し上げます。 甚だ略儀ではありますが、まずは書中をもってご案内申し上げます。
・今後の予定
2021年9月末
動物薬事未取得医療機器の販売を終了いたします。 但し、消耗品の販売と修理対応は当面継続いたします。
2022年3月末
株式会社AVS解散
2022年4月1日より
オリンパスマーケティング株式会社に、一部業務を引き継ぎます。
2026年3月末
動物用内視鏡の販売を終了いたします。尚、消耗品の販売、及び修理対応につきましては その後当面の間、継続いたします。
本件に関してのお問い合わせは、弊社担当者もしくは以下のお問い合わせ窓口までお願いいたします。
・ 電話番号:0120-044-071(平日 9:00~17:00)
・ 電子メール:https://www.avs.co.jp/contact/ (お問い合わせページ)
《アームズの視点》
1919(大正8)年に顕微鏡メーカーとして創業したオリンパスは、顕微鏡で培った微細なレンズ加工や組み立て技術を医療用内視鏡にも生かしています。現在、オリンパスの消化器内視鏡は、世界で約7割の市場シェアを占めています(2013年、オリンパス調べ)。
同社は、1950年に世界で初めて、実用的な胃カメラを開発し、その後も内視鏡を使ったさまざまな検査・治療方法の開発に医師とともに取り組んでこられました。
今回、動物用医療機器の分野から撤退を決めた真の理由はわかりませんが、非常に残念です。ただ、2026年3月末の動物用内視鏡の販売終了後も、消耗品の販売及び修理対応につきましては当面の間、継続されるとのことですので、ユーザーの視点に立って非常に長くアフターサービスをしてもらえると考えて良いと存じます。