mVm 209号(2023年3月)が発刊されました。
今号は「動物病院の出口戦略」が特集のテーマで、代表の氏政は昨春から1年かけて編集部とこの特集を練り、また光栄にも巻頭言を書かせていただきました。
いかがでしょうか、この豪華な執筆陣:
・竹内和義 先生(VCA-Japan さがみ中央動物医療センター)
・麻生暁秀 先生(動物医療センター・ALOHA)
・佐藤貴紀 先生(PETOKOTO)
・白永伸行 先生(シラナガ動物病院)
・本田リエ 先生(グリーンフォレスト)
・森俊士 先生、中原理人 先生(森動物病院)
・匿名A先生
いずれの先生も今も地域の獣医療を支え、また各分野においてリーダーシップを発揮されている現役バリバリの先生方です。その先生方がご自身のご経験、ご決断、現在のご心境、今後のご展望を吐露して下さっているところに、本特集のかけがえのない価値があると存じます。
匿名A先生もコラムという形でこれまでの経緯や現状についてご説明下さっています。ここでは書けませんので是非ご自身で本誌をお手に取ってお読みいただければと存じます。
現在、事業譲渡を考えられている院長、承継についてよく知りたいと考えられている勤務医の先生方だけでなく、将来を見据えたいと考えている獣医学生にも本書の思いが届くよう願っております。
なお、本文にも記載していますが、私は事業売却や承継を積極的に勧める立場ではありません。また、多くの病院を買収してIPO(株式公開)をして富を得たいという買収者側の出口戦略であってはならないと考えております。メリットだけでなく、デメリットもあります。どこに事業譲渡するか、でも全く異なります。
「これなら売らないで、あのまま続けておけばよかった」という声も聞きます。あるいは「売る前に、買収する会社についてもっと調査していれば、あの会社には売らなかった。別の会社にすれば良かった」という話も聞きます。一生の後悔とならないよう、どうぞ十分に気をつけて下さい。
https://www.pharm-p.com/mvm/mvm_no209.html