弊社が今年取得した特許「テレメド®システム」が S&P Connect / S&P Global Animal Health に特集されました

2025年12月、AHRMS株式会社(代表:氏政雄揮)が開発した動物用処方薬販売プラットフォーム 「テレメド®システム」 が、グローバルアニマルヘルス業界誌 S&P Connect(S&P Global Animal Health) にて特集掲載されました。

英文タイトル ”Japanese specialist hopes patented vet platform offers partnership opportunity”
和訳タイトル 「日本の専門家、特許取得した動物用医薬品プラットフォームが国際的な協業の機会につながると期待」
 
本件は、日本発の獣医療プラットフォーム技術として高く評価されたものであり、国際的な協業・ライセンス展開に向けた重要な一歩となります。
弊社では今後、本特許を活用したプラットフォームが日本の動物薬業界で実装され、獣医療で利用されるように心血を注いで参りたいと存じます。

記事では、テレメド®システムが解決し得る課題として

  • 動物病院の在庫リスク / スタッフ不足 / 長い処方待ち時間
  • 処方薬のオンライン販売環境の未整備
  • 価格透明性と獣医師の収益維持の両立
  • 卸売企業と病院双方に利益をもたらす市場構造の再設計

が挙げられ、「獣医師・卸売企業・ペットオーナーの三者が利益を共有できる公正な販売モデル」 として紹介されています。


■ AHRMS 代表 氏政雄揮 コメント

「今回の掲載は、日本から新しい獣医療モデルを提示する大きな機会です。テレメド®システムは単なる特許ではなく、動物医療の未来に向けた “国際協業の入口” であると考えています。動物用医薬品企業・獣医師・保険会社と共に、より持続可能な動物薬流通を創りたい。」

■ 今後の展開について

弊社では本特許技術をベースに、国内外メーカー / 卸売企業 / ECプラットフォーム / 保険会社との協業パートナーを広く募集しております。

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北海道大学の全学部(理系・文系・医系)の一年生を対象にしたフレッシュマンセミナーで講義を行う機会を得ました

北大獣医寄生虫学教室の野中教授のお誘いで、北海道大学全学部からの一年生にフレッシュマンセミナー「寄生虫という生きもの」の1講義を務める機会を得ました。

医学部、法学部、文学部など様々な一年生と、高大連携で高校生も参加してくれました。

妻からは決して自慢めいた話をするな、といわれていたので赤裸々に自分の失敗談、一生に3回だけ本気を出して吸血するマダニに自分の人生をなぞらえて話したところ、「失礼ながら僕の方がまだマシ」だの、「失敗しても命までは取られないと習ったから、意中の子にアタックする」だの「ほどほどにマネして、大学生活の参考にします」だのユニークな感想が21人から来ました。

野中さん、本当にありがとうございました。母校で、しかも全学部生に講義できるなんて感激です。

同級生の片桐教授も先輩の苅和教授も来てくれました。ありがとうございます

第58回動薬ゼミナールで業界の方々に情報提供しました

クレコンリサーチ&コンサルティング株式会社が主催する「第58回動薬ゼミナール」で「リアルとネットの使い分け 〜値引きは毒薬です〜」と題した講演を行い、動物薬業界の方々に情報を提供致しました。

2008年以来6回目の登板で、参加者名簿を拝見しますと今回は44社・団体、144名の動物薬産業関係者が聴講して下さったとのことです。


第3回インターペット大阪でビジネスフォーラム「ペット業界の現状と将来展望」についてパネリストとして参加しました

インターペット大阪に講師として参加しました。
多くの友人知人が応援に来て下さり有難うございました。

新薬・ゾロの両方のメーカーに厳しいことも申しましたが、偏りのない正しい情報発信をしていただかないと卸も獣医師も、飼い主さんに誤りを撒き散らすことになるのでよろしくお願い申し上げます。

また、ファシリテーターの越村会長から「現在シニアの犬猫の割合が半数以上を占め、新生の仔犬仔猫の割合が4%以下なので、今後大幅な飼育頭数の減少は避けられません。7-8年後には動物病院の淘汰が始まります。その件について、どなたかご意見を!」とパネリスト全員に振っておられましたが、獣医師は私しかいないので、私が回答しました。

私の最大の懸念は、実際に米国と英国で生じていることですが、獣医療費の値上げにより飼い主さんが来院を断念することです。

(一社)全国動物薬品器材協会の総会で基調講演を行う機会を得ました

5月22日、動物用医薬品卸売企業の業界団体である(一社)全国動物薬品器材協会の第56回通常総会で基調講演を「世界の中の日本 〜動物薬の潮流〜」と題して行う機会を得ました。

このために参加したという方もいらっしゃり、非常に光栄な機会を賜りましたこと厚く御礼申し上げます。

Notebook LMで私の1時間の講演内容を9分にまとめてもらいました。ご興味があればお聴きいただけると有難く存じます。

世界の中の日本~日本の動物薬市場~

一般社団法人全国動物薬品器材協会からのご依頼で、標記連載を2年間行いました。
日本の動物薬産業を理解するのに非常に役立つと好評をいただいております。
全編お読みいただけると幸甚です。

 1 世界の動物薬市場は6兆円
 2 農水省が本気で次世代の食品産業を育成
 3 企業展示で知る動物薬産業のダイナミズム
 4 承認された動物用医薬品がまだない疾病に世界はどう立ち向かうのか
 5 日本で鳥インフルの牛からヒトへの感染は杞憂か
 6 競馬における薬物規制・禁止行為の国際協調
 7 日本の動物薬企業はもっと積極的に海外に情報発信すべきです
 8 研究開発型に特化して世界市場に気炎を吐く日本企業があります
 9  日本としての市場価値を向上させない限り、動物用医薬品産業の発展も安定供給も望めません

国内外の動物用医薬品流通実態調査事業

一般社団法人全国動物薬品器材協会の主催で、令和5年度・令和6年度の2年間にわたって「畜産用動物薬等の安定供給対策・研修強化事業」が実施され、その中の一事業である「国内外の動物用医薬品流通実態調査事業」の一部を担当させていただきました。

その報告書が同協会のウェブサイトに掲載されていますので、ご紹介致します。

Brakke Consulting, Inc.のセミナーで講師を務めました

ウエスタン獣医学会に絡めて、1時間のセミナーで講師を務めるためラスベガスに出張しておりました。

今回、まだ日本に進出していない企業限定でいかに動物薬や動物用医療機器を日本で製造販売承認を取得して販売するかというお話を、セミナーではなくラウンドテーブルミーティングという形で質問を直接受けながら深掘り致しました。

日本にはまだない非常にユニークな製品を開発している企業をはじめ14社のエントリーがあり、私にとってもとても刺激的な時間でした。