米国FDAが、犬の点眼催吐薬を承認

【アームズ新製品情報】
FDA Approves Clevor (Ropinirole Ophthalmic Solution) to Induce Vomiting in Dogs

米国食品医薬品局(FDA)が、点眼で犬に嘔吐を起こさせる点眼液 Clevor(一般的名称:ropinirole)を承認しました。
獣医療では、犬に意図的に嘔吐させて異物や毒物を吐かせる必要があり、獣医師の判断で安全に嘔吐することが求められます。

Clevorの点眼は獣医師が処方し、嘔吐時の状況や副作用を監視する必要があるため投与も獣医師に限られます。

飼い主の同意を得て、100頭の飼い犬に対する臨床試験でClevorの有効性を確認したところ、Clevorの点眼後30分以内に95%の犬が嘔吐したとのことです。そのうちの86%の犬は初回の点眼のみで嘔吐し、残りの14%は初回点眼後20分後に2回目の点眼を行い、嘔吐したとのことです。

安全性試験では、24頭の実験犬を用いて、1日2回3日間Clevorを投与して安全性を確認したとのことです。

Clevorはフィンランドのオリオン社の製品で、欧州では2018年に承認を得ており、2020年の年内の販売を予定しているとのことです。

https://www.fda.gov/animal-veterinary/cvm-updates/fda-approves-clevor-ropinirole-ophthalmic-solution-induce-vomiting-dogs